【インタビュー】コロナウィルスの影響(IMT Solutions)
ベトナムのオフショア開発への影響などについて、オフショア開発企業であるIMT Solutionsのアンさんにインタビューを行いました。(インタビューは、2020年05月08日に行った内容です。)
①ベトナムにおけるコロナの影響はどのくらいありますか?
コロナウイルスは世界中に拡大した感染症のため、経済の分野から、社会活動まで国の全て分野に影響を受けました。ベトナムでは2週間全国をロックダウンしたあとで状態がよくなってきました。現在、感染者は隔離されており、日常の生活に戻って行くと言われています。
②コロナ影響が御社のビジネスにどのような影響を与えていますか?
新型コロナウイルスはお客様にネガティブな印象を与えたため、進行中のプロジェクトが中断したり延期されたりしました。新しいプロジェクトは経済状態が良くなるまでは保留になりました。ですが、今回のおかげで会社の体制が整っていれば、テレワークなどのリモートワークが機能し、成果を残せることが証明されました。
私たちは効果的にウェブビデオ会議を行える事とリモートワークしても問題を解決できる事を学びました。チームメンバーも自宅からリモートで作業を効率的に行うことができます。
テレワークは主にオフショアビジネスで活用していました。今回の件で多くのお客様側がテレワーク/リモートワークを実施しなければならない状況となったことで、この働き方を多くの人が経験することでオフショアの取り組みもよりスムーズになりました。リモートでの働き方に慣れてきた証拠だと思います。
③⽇本だけでなく、海外の取引先ともビジネスがあるかと思いますが、⽇本と海外とでコロナの影響による変化に違いがありますか?
アメリカのお客様は新型コロナウイルスが拡大した途端、注文を削減するとか減少してしまいましたが、日本のお客様は幸いにも大きな影響はなく、リモートワークが広がることでオフショアの推進が進む可能性があると感じています。
④コロナの影響で在宅勤務に取り組んでいますか?
はい、60%-70%の社員は自宅からリモートワークしています、マネージャーは交替でリモートワークしています。
⑤在宅勤務をされている場合は、⽣産性、品質を落とさないために、どのような⼯夫をしていますか?
コミュニケーションが一番必要な事です。私たちはウェブビデオ会議を利用して密にコミュニケーションをとるようにしています。また、会議前に、内容と資料を準備するのが大切です。
⑥在宅勤務をされている場合は、セキュリティ⾯で気をつけていることはありますか?
私たちはISO 27001基準に基づいて対策を実施しています。
⑦コロナの流⾏が⻑期化する懸念がありますが、Withコロナ、Afterコロナに向けて取り組んでいることはありますか?
新型コロナウイルスが発生し拡大することによってテレワークが広がり、それにより効率的であり、効果が得られることを理解できたことで働き方が変わっていくきっかけになると感じています。また、オンラインで業務をスムーズに進めるために、チームはプロセスを見直し、また利用ツールを改善しました。今後もリモートワークを活用し続けます。
また、新型コロナウイルスが発生したことで営業の考え方が変わり、私たちは以前よりマーケティング活動に力を入れています。将来的にまた同じ状態に陥る可能性があるため、全て企業はどんな災害があってもビジネスを継続できることが重要です。デジタルマーケティングはそのために重要な取り組みとなり、これからも引き続き投資します。
⑧⽇本の企業に対して何かメッセージがありますか?
新型コロナウイルスは世界中で問題になっていますが、私たちは一緒にこれを乗り越えることができると信じています。今回の件で多くの企業がテレワーク/リモートワークの重要性と活用に関して経験しました。この働き方はプロジェクトのために優秀な人材を物理的なロケーションに関係なく集められることにつながります。皆様の今回得たテレワーク/リモートワークの経験によりオフショア開発が選択肢の一つになれば私たちも全力でご支援いたします。
社名 | IMT SOLUTIONS CORPORATION (IMT) |
設立日 | 2008年07月18日 |
従業員数 | 200名(2020年1月現在) |
本社所在地 | ベトナム、ホーチミン市 |
説明 | アイ・エム・ティ・ソリューションズは2008年にホーチミン市にて設立され、日本・米国。ヨーロッパに おいて、10年間にわたってオフショア開発を中心に豊富な経験と実績を積み上げて参りました。 Microsoft社のゴールドパートナーであり、ISO 27001の認証を取得済みです。 |
URL | https://www.imt-soft.com |